□自己資本比率
貸借対照表に載っている「自己資本」を「総資本」の合計で割って計算されます。
これは、どれだけ借金に頼らないで経営が出来ているか、言い換えると、どれだけ自分自身で調達した資金を用いることにより経営が出来ているかを示しています。
さらに説明するのであれば、まかなわれている資産のうち返済する必要がない資金の比率ということになります。
自己資本比率で分析するべきポイント
ここではパーセンテージによる分析を用います。
固定資産を多く使う会社:20%以上(※主に製造業etc)
流動資産を多く使う会社:15%以上(※主に商社や卸売業)
どの業種でも10%以下では資本が少なすぎると
見ておいたほうが無難(いわゆる過小資本)
自己資本比率は中長期的な安全性をみる指標
どれだけ自己資本比率が高くても短期的に資金不足になってしまうと企業は倒産してしまいます。
ですので、まずは流動比率や所要運転資金を確認しましょう。